外来で働く看護師には、どのようなタイプの人が向いているのでしょうか。
外来には大勢の患者が訪れることから仕事量が多い傾向が強く、同時進行でいくつもの業務を進めなければいけません。
そのため、ゆっくりと考えて動く人よりも、即座に判断して動ける人材が求められます。
また、特にコミュニケーション能力が求められるのも外来看護師の特徴です。
仕事では患者への生活指導や服薬指導などを行ったり、医師や病棟看護師、医療事務といった多職種のスタッフと連携したりします。
スピード感を持って仕事をしたい人、人と接することが好きでコミュニケーション能力が高い人は外来看護師に向いているでしょう。
コミュニケーション能力は流暢に話せること、巧みに話せることと捉えがちですが、必ずしもそうではありません。
相手の話を聞く傾聴力も、コミュニケーション能力の一つです。
看護師には患者に情報を伝える能力だけではなく、患者の話しを聞いたり、医師の指示を的確に理解したりする傾聴力が重要となります。
傾聴力が高い人は、医師や患者からの信頼を得ることができるでしょう。
そして、産婦人科や小児科など一部を除き、超高齢社会により高齢患者の割合が多いため、高齢者と接することが好きな人にも向いています。
外来看護師の勤務体制は完全週休2日制であることも多く、医療機関の休診日は休みです。
基本的に夜勤もなく、生活リズムを崩したくない人におすすめと言えます。
育児中の人でも比較的働きやすいうえ、結婚や出産などで一度離職しても復職しやすいでしょう。